外回りとわたし
一月の尻に受けて落とされた会社から急に電話があり、人が辞めたのでうちに来ませんかというまさに棚ぼた連絡があったのは三月の尻のこと。あたしはというとお嬢様らしく、グアムでナマコと戯れていました。ビーチにまで電話をよこすとか、どれだけあたしが大好きなんでしょう!そんなわけであたし就職しました。お嬢様、二か月のニートと一か月半のフリーターを経た冬どけのことでした。
しかし就職とは一筋縄に行かないもので、何しろやったことがない業種でてんやわんやしています。
「なにかやることありますか?」
「ないよ(ウザそう)」
「でっすよねー!!!」(……着席)
が、当たり前の会社でいつクビになるかとビクビクする毎日です。
でもあたしはお嬢様。マックが使えなくても、ビデオカメラのダビングが分からなくてカセットデッキを半泣きでガチャガチャしても、全然大丈夫なのです。
とゆうことで今はダビングを業者に頼むために外回りをしています。ダビングって外の業者に頼むものってこと、初めて知りました。右も左もわからないけれど、一生懸命がんばるわ!
あれ……業者どこだろう。地図にある目印のドトールがないぞ。すいません、○○という会社はどこですか?ああ、逆ですか(笑)
ほんとに右も左も分かっちゃ、いねえ。
「海辺のカフカ 上・下」村上春樹
15歳の少年と60歳くらいのおじさんの話が交差してて、えっと、香川県に家出しました!よし、端的だ!
てゆか、こないだ読んだ重力ピエロ、もう内容が頭の中から飛んじゃった☆あたしどれだけ頭悪いんだよ死にたい……。
カフカは横浜でバイトした時に一緒させてもらった男の子(出版業23歳)におすすめされた村上春樹で面白かったです。
意味が深くて難しいけれど、不思議に心地よくてまた読みたいと思いました。村上春樹はあたし好きかも。ご年配なのに恋愛小説など書いてみたり(といってもそれはハッピーエンドなんかにはなるはずもなく。)頭がいいなあと思いました。
頭が悪いあたしは本なんて読む資格はないのかもしれないとよく思います。頭良くなりたいなら本を読みなさいと言われるけれど、本て難しくて、頭よい人向けの娯楽だと思うんだよう。
それはとても矛盾していることで、それでも頭が良くなりたいなら本を読むしかないのは皮肉なことだなあと思うのでした。携帯から乱文しつれいしました。相変わらず書きにくい。
「イン・ザ・プール」 奥田英明
- 作者: 奥田英朗
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/03/10
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真剣に悩む患者に対して、病院の地下という辺鄙な場所にある精神科の医者と看護婦の現実味のなさがフィクションを強調して、重くならずに読めた。
水の中に沈む子供の表紙を見て、綺麗な話なんだろうなあと思ってたから拍子抜けた!
しまった、「ひょうし」の韻を踏んでしまったああ!!この才能がこわいよう……。
「重力ピエロ」 伊坂幸太郎
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/04/01
- メディア: 単行本
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ほのぼの。ニコニコしちゃった。放火とかあるけど。
やっぱり小説の登場人物は頭が変なんばっかだなあて思った。
親子兄弟のきずなは絶対的できもちよかったし
冒頭が綺麗で、すき。
おもしろかったです。